こんにちは!都内在住の子持ちサラリーマン、のんびりコアラです。
前回は投資する際の大衆心理について、ハワード・マークス氏の投資家の心理サイクルを引用してお話しました。
失敗する投資家の心理とは?適切なメンタルを保つための大衆心理の理解
- 株価が上がると楽観的になって、
- 株価が下がると悲観的になる
ということでしたね?
今回は、その中で紹介した恐怖・強欲指数(Fear&Greed Index)についてお話します。
こんな経験がある人はぜひ読んでみてください。
- 高値掴みして、暴落に巻き込まれた
- 損切した後、更なる暴落が怖くて買い向かえなかった
個別株投資をやっている人は、一度は上記の経験があるのではないでしょうか。
恐怖・強欲指数(Fear&Greed Index)を使えば、今までとは異なり市場が暴落している際には、買い向かうことが出来るかも!?
恐怖・強欲指数とは?
まずは恐怖・強欲指数の内容について押さえておきましょう。
恐怖・強欲指数とは、CNNによって発表されている、恐怖と強欲の度合いを示す指標のことです。
この度合いは、以下の7指標を均等に割って計算されているようです。(参考:CNN)
- ジャンク債の需要(Junk Bond Demand)
- 市場の勢い(Market Momentum)
- 株価の強さ(Stock Price Strength)
- 市場のボラティリティ(Market Volatility)
- 株価の振れ幅(Stock Price Breath)
- プットとコールオプションの取引量(Put and Call Options)
- 安全資産の需要(Safe Haven Demand)
この指標の算出自体はどちらでもいいですね笑(実際のところ、均等に割り出されているということくらいしか、CNNでも記載されていません)
皆さんが知りたいのは、これをどう使うか、ということかと思いますので、ササッとそちらへ移りましょう!
恐怖・強欲指数の使い方
それでは、恐怖・強欲指数の使い方について見ていきましょう。
指標のレベルについて
恐怖・強欲指数は0-100の間で表示されます。
- 50付近が中立
- 0に近付くほど恐怖が優位
- 100に近付くほど強欲が優位
というわけですね。2021年5月8日執筆時点では、中立になっています。
使うタイミングについて
今回は20を割るExtreme Fearと、80を超えるExtreme Greedに注目してみました。
1枚目がFear&Greed Indexで、2枚目がダウ平均の週足チャートです。
赤丸が20を割っているところ、青丸が80を超えているところですね。2018年~2021年5月までの間にそれぞれ2回ずつ赤丸、青丸がありました。
どうですか?
2018年末の暴落前には、指数が少しずつExtreme Greedに近付いていくトレンドとなっていたので、ここに気付けていれば、少しポジションの整理が出来ていたかもしれませんね。(言うは易し)
本指標のメリット・デメリット
筆者が考える、本指標のメリット・デメリットについて整理しておきます。
- Extreme Fear到達時での購入は利益を得るチャンスでありそう
- 少しずつGreedへ指標が上向いているトレンドが確認できれば、ポジション整理に役立てる(暴落の回避)
- Extreme Greedで到達後も、すぐに暴落が来るわけではない
(キャッシュポジションを早々に多くして、機会損失に陥る可能性がある) - 年に何度もExtreme Fear(Greed)になることはなく、短期投資には向かない
- (当然ですが)この単独指標のみではトレードに向かない
纏め
いかがだったでしょうか。
恐怖・強欲指数は市場の全体感を掴むには非常によい指標かと思います。
市場が恐怖になっている際に買い向かえるようマインドを整えていきましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
それでは!